Ⅱ型キッチン
Ⅱ型キッチンは調理スペースが広くキッチンでの作業が楽になります。今回はⅡ型キッチンのメリットデメリットを伝えたいと思います。参考にしてみてください。Ⅱ型キッチンは、シンクとコンロのキャビネットが並列しているキッチンレイアウトです。
Ⅱ型キッチンメリット
作業動線が短い:シンク台とコンロ台への移動が身体の向きを変えてできるのでキッチンでの作業動線が短くなります。冷蔵庫の配置する位置によってワークトライアングルを作りやすいというメリットがあります。
作業スペースが広くなる:Ⅱ型キッチンは2つのキャビネットがあるので、作業を行えるスペースを広くとりやすくなります。調理が効率的に出来るので複数人やお子様と一緒に調理がしやすくなります。
収納スペースが多い:二つのキャビネットがあることで収納スペースを他のキッチンレイアウトと比較して多く確保する事が可能です。Ⅱ型キッチンのどちらかの台を壁付けする事で壁面収納も利用することができ、更に収納スペースを確保することができます。
Ⅱ型キッチンデメリット
濡れた物を運ぶ時水が垂れる:Ⅱ型キッチンのデメリットとしては洗った食器や食材などの濡れた物をシンク台からコンロ台へ運ぶ時に床に水が垂れやすいと言うことです床材をフロアクッションやタイルなどの水に濡れてもいい素材にするといいでしょう。
広いスペースが必要となる:Ⅱ型キッチンは作業スペースが広くなると言うメリットはありますが、キャビネットを2つ設置することができる広いスペースが必要となります。スペースに制限がある場合、Ⅰ型キッチンなどコンパクトに設置できるキッチンが利用しやすいでしょう。
身体の向きを変える動作が多くなる:コンロと寝具が前後に設置されているため、調理の際には身体の向きを変える作業が多くなります。
Ⅱ型キッチンレイアウト
オープンキッチン
Ⅱ型キッチンはキッチンがリビングやダイニングと壁で遮られていないオープンキッチンとしてレイアウトできます。開放感のある空間を実現することができます。
独立型キッチン:独立型キッチンは、キッチンがダイニングや他の部屋と分かれており、完全に独立した部屋の中にキッチンがある物を示します。Ⅱ型キッチンは独立型キッチンとしてもレイアウトでき、油や煙が他の部屋に広がらないというメリットがあります。
Ⅱ型キッチンで後悔しないようにするには
間口:Ⅱ型キッチンには2つのキャビネットがあるので間口をⅠ型キッチンの間口よりも短くすることもできます。
通路の幅:Ⅱ型キッチンの前後のキャビネットの間が通路になるためその通路幅が動線の良さを決める事になります。通路幅は最低80㎝以上必要とされていますが、120㎝程度あると人がすれ違える余裕があります。