マイホームに虫が発生しにくくするには
住まいと暮らしの敵害虫
人間の生活に直接または間接的に害を与えることを一般的に害虫といいます。害虫には様々な種類があります。住まいと拘わりが深い害虫について伝えたいと思います。
害虫の種類
シロアリ:シロアリは主に枯れた植物のセルロースを植物にする虫です。建物の中でも特に木材を好むため木造住宅の床下や柱など住宅の構造を支える部材を食われたときの被害は大変です。エサとなる木材に至る途中のコンクリートや金属、プラスチック等も食いちぎられたり壊されたりします。
ゴキブリ:ゴキブリは見た目に気持ち悪いだけでなく、菌やウイルスを運んで人に健康を害する衛生害虫です。ゴキブリは暗く、暖かく、狭く、湿気、環境を好みます。また卵がふ化し始めるのが6月頃からですので冬を越した成虫は3月頃から活動を開始します。
小バエ:小バエはキッチンやゴミ捨て場に群がって発生します。ショウジョウバエの仲間、浴室など水廻りに発生するチョウバエの仲間です。どちらの小バエも菌をたくさん運んでくるため見た目がよくなく気持ち悪い害虫です。
ダニ:室温20~30度、湿度60~80%の環境を好み寝具やクッション、ぬいぐるみ、絨毯などに潜んでいます。ダニも衛生害虫の一種。アレルギーの原因としてまれに人の血を吸ったり、皮膚を噛んだりすることで炎症を起こすこともあります。
衣類を食べる虫
衣類を食べる虫の代表的なのはイガ、コイガ、カツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシの4種類。衣類を食べる虫は、タンパク質を好む傾向がありウール、シルクなどの動物性タンパク質の線維や服に残された汗や食べこぼしなどのタンパク汚れが狙われます。
虫の少ない立地の選定
虫は湿気を好みます。虫が気になる人は川沿いの立地はさせた方がいいでしょう。漆器は土の量に比例するため都会よりは土地の多い郊外の方が虫が出やすい傾向があります。虫を避けるなら地方でも郊外ではなく街の中心がおすすめかもしれません。
虫のつかない植栽
植栽を計画するとき虫除け効果が期待できるハーブなどを植えるのが効果的です。ローズマリーは虫除け効果があるし簡単な手入れで良く育ちます。
虫を寄せない設備を計画
設備を計画するときに虫対策を行います。新築の住宅には必ず付けることになっている24時間換気システムによって室内に虫が発生しにくく湿度を保ってくれます。スイッチを切らず常に換気しましょう。虫対策には網戸の設置が重要です。窓を開けるときには必ず網戸をして開ける癖をつけましょう。照明に集まる虫も居ます。外に照明を付けるときは、虫を寄せ付けないLEDライトを使ったりすると良いでしょう。
施工に適したシロアリ対策を
鉄骨造やRC造でもシロアリ被害があり得るとはいえ被害が大きいのは木造住宅。木造住宅においては土台近くの木材をシロアリの嫌うヒノキやヒバ、防蟻処理を行ったものという対策があります。シロアリは暗く空気がよどんだじめじめした環境をこのみます。建物下部土事態をシートで処理し建物床下の通風が滞らないように基礎工事の際にシロアリ処理をします。シロアリ処理を標準になっています。
木屑などのゴミ捨てを徹底
建築中に発生した木屑などのゴミを油化したに放置するとそこから虫が発生することがあります。弊社は、現場監督がしっかりと確認し、建築中の木屑も掃除を小まめにしているか管理状況をチェックしています。
湿気対策
湿気はゴキブリだけでなく多くの害虫は湿気の多いじめじめした環境を好みます。基本的に新築住宅の家は湿気の少ないが虫が発生しにくい環境といえます。常に寒気を意識して湿気がこもらないように注意しましょう。
こまめなゴミ捨て
害虫対策としてこまめなゴミ捨ては必須です。生ゴミは小バエやゴキブリが発生する原因になります。生ゴミは放置せず密封して処理しましょう。ビールの缶や瓶を良く洗わないでおいておくこともだめ。ゴキブリはビールの残りも大好物です。
失敗しない家づくりをするためにもいろいろと情報収集が必要ですね。疑問点はすぐにでも調べましょう。なにか質問がございましたら、ご連絡くださいね。