カーポートの選び方
カーポートは商品バリエーションが実際に豊富で性能やデザインも多種多様。大切なのは安全性や使い勝手、敷地条件に適したタイプを選ぶことです。色々な所に相談しながら検討しましょう。車と暮らしに役立つカーポートは、雨に濡れずに車に乗り降りが出来る。雪払いや霧払いの手間を減らすことができる。紫外線による塗装の劣化を防ぐことができる。
将来まで見据えて台数とサイズを決めましょう。
カーポートのサイズは車の台数を基本に考えます。家族が増えれば大きな車に買い換えるかもしれませんし、台数が増えるかもしれません。お子さんがいる場合には自転車やバイクの駐輪スペースも必要になります。将来起こりえる変化をある程度未婚で選ぶ事をおすすめします。サイズ選びのポイント「1台分」「2台分」とかいてあってもそれぞれに異なるサイズが2~3用意されているものですので車の大きさに合わせましょう。乗り降りのスペースも考慮して余裕のあるサイズを選ぶ事がポイントです。長さはボンネットを開けての点検や後部トランクの開閉も考慮しましょう。幅はドアの開閉や人の通路も計算に入れておく必要があります。高さ選びも将来見据えて考えましょう。もしあなたの趣味がアウトドアなら車にカーキャリアを設置したいと思ったことはありませんか?もっと大きなRV車への買い換えを検討しているかもしれません。このような場合カーポートにも背の高さが必要になってきます。カーポートの柱の高さは3タイプあります。肺ルーフタイプの車や屋根にキャリングケースを載せる場合は標準より高いタイプの柱にするなどの検討もしておきましょう。
風や雪など住まいの地域の自然条件に適した性能を選ぶ事ができます。
カーポートの耐風圧強度は「最大風速」で表示しています。瞬間的に吹く強い風の最大値とはちょっとことなるので注意が必要です。強弱を繰り返して小刻みに変化しながら吹く風の強さを10分間の平均値で表したものを「平均風速」と呼びます。カーポートの耐風圧強度はカーポートが耐えられる「最大平均風速」という意味になります。カーポートの耐積雪性能は屋根に載せられる積雪量を目安にした数値で表示されています。同じ深さの積雪でも時間が経つにつれて状態が変化し多くの場合は水を含んだ自重で圧縮されたりして新雪の3倍以上の重量になることもあります。余裕のある耐積雪性能のカーポートの選びが必要です。雪が積もった時はなるべく早めの雪おろしが肝心なことは言うまでもありません。冬の朝にフロントガラスが凍っていたと言うことが多いと思います。急いでいるのに暖気運転をしなければいけないしガソリン代ももったいないですね。カーポートのメリットの一つに車に霜が降りるのを防ぐことができます。放射冷却でフロントガラスの表面が逃げていく熱をカーポートの屋根が抑えてくれるからです。
出し入れしやすさや敷地条件に配慮した方式を選ぶ
カーポートに様々な支持方法があります。駐車スペースの路面に面した間口の広さに応じて駐車の際に柱が邪魔にならないように配慮して選ぶ事が大切です。片側支持方式は左右どちらか片側に柱を設けたもの。駐車の際柱が邪魔になりにくく出し入れしやすいと考えます。後方支持方式は後方だけに柱を設けた物。駐車スペースの左右に余裕がなくても出入りがしやすいメリットがあります。左右に間口の広い2台用もあります。両側支持方式は左右両側に柱がある物。安定感がある形状なので間口の広い2~4台用もあります。車の出し入れの際に柱に当たらないよう間口にある程度余裕を待たせることが大切です。合掌タイプは2台用の並列式の駐車場にカーポートを取り付ける際にまず候補に挙がるのは両側支持のワイドタイプのカーポート。柱1の制限や敷地形状の問題で両側支持のカーポートが設置できない場合もあります。
建物やエクステリアとトータルに考えてデザインを決めましょう。
道路に接して玄関近くに設けられるカーポートは、車を守機能だけでなくエクステリアデザインの大切な要素にもなります。建物や外構の雰囲気に合うように、形状や色、素材を検討しましょう。モダンスタイルは、たて、よこ、ななめのシャープな直線が特徴のモダンスタイルにはフラットな屋根のカーポートがおすすめです。シンプルスタイル菜直線が建物と美しくなります。洋風スタイルは暖かみのある素材や色調曲線がエレガントをつくる洋風スタイルの住宅には優しいアール型屋根のカーポートがおすすめ。建物全体の色調と調和して新しい雰囲気です。ベーシックスタイルは落ち着きとフレンドリーな雰囲気が特徴のベーシックなスタイル。シンプルなカーポートがおすすめ、飾らない住まいが建物と調和します。
オプションをプラスして便利に利用
カーポートは屋根付きのスペースですから雨の日の物干し場やちょっとした作業場として使えます。その際収納スペースや電源などがあると便利です。よく考えて採り入れましょう。
失敗しない家づくりをするためにもいろいろと情報収集が必要ですね。疑問点はすぐにでも調べましょう。なにか質問がございましたら、ご連絡くださいね。