和室をなんとなくつくってはいけない
3畳のみの和室スペース。仕切れば客間として利用出来ると思っていましたが3畳程で仕切れば客間として使えると考えていたが、泊まりにくるお客線の頻度はまったくなく両親が年に一度来るか来ないかぐらいであまり活用が出来ていないのが現状。客間として利用しているが布団を2客敷くと狭苦しい状態。1泊なら近くのホテルをとって泊まってもらう方が安上がりだったかもしれませんね。実際に客間は子どものおもちゃが散乱し物置になってしまったのです。家族にとっては心地よい空間をつくったはずが予算を考えると
開かずのバルコニー
寝室にベッドを2つ並べると狭い空間になりました。寝室からベランダへ出るスペースはなかなか至難の技。布団を干すスペースとしてバルコニーが必要と感じていたけれども、活用方法が難しいですね。バルコニーは多くの方が必要として設置して、布団を干すという点でいうと庭に干す方法や布団乾燥機を利用する事などがあります。また、浴室乾燥や脱衣場に乾燥機をつけて室内干しをする方法もあります。バルコニーを付けない家も段々多くなってきています。バルコニーでバーベキューをしたいという方は良くいますが、床を傷め防水機能を低下させる原因にもなります。可能性があるならおすすめしません。バルコニーのような屋外設備は劣化が早くメンテナンスコストもかかりがちです。排水溝などの掃除も丁寧に行う必要があります。劣化により防水性能も落ち雨漏りをするリスクも高くなります。花粉症やPM2.5の影響で外に干さない人も増えていますのでよく考えて設置をしましょう。
「窓」
自然の光がよく入る明るい家にあこがれる人は多く方々がそうだと思います。窓を多くしたいという要望もよく受けています。南側を中心に窓はいくつも設けられており光がたくさん入る設計となっています。ただ、窓というのは建築物の弱点であり数を設けるほどデメリットが浮かび上がってきます。窓を設置するとその分壁を無くすることになります。そのため断熱性能が低下します。いくら性能の良い窓を設置しても壁には断熱が劣り、窓辺が冬は寒く、夏は暑くなります。耐震性やメンテナンス性、コストといった点でも壁に分があります。窓の本来の役割を考えてみると自然の光を取り入れることや景色を眺めること、出入りしやすいこと、風通しを促すことなどの役割があります。そこに窓が必要かどうか迷ったときは、窓の取捨選択がしやすいでしょう。窓は必要最小限の数を適切な場所に計画出来ているかが重要です。寝室にある窓は冬に寒くなりなりやすく、隣の家も外壁が迫っているため一度も開閉したことがないかもしれません。開かずの窓では窓の本来の役割が損なわれます。計画段階で可能な限り減らさねばなりません。南側の大きな窓は、自然の光を取り入れるという目的をかなえる物でとてもいい位置に配置されています。庇をつけるともっと快適に日の光が直接お部屋に入らなく調整ができます。庇がないと冬には光がよく入るため暖房効果を得られますが、夏にはかなり室内の温度が上昇しエアコンをかけても全く効果が無い場合があります。夏の冷房負担を抑えるためにも庇は付けた方が良いかもしれませんね。