家事動線に合わせた収納術
共働きで子どもがいるため、毎日とても慌ただしく過ごしています。家事をするのに時間が足りないことや常に散らかっていて気持ちもイライラ。日々の暮らしが楽になる収納のコツなどが知りたいと言う事も多いかもしれませんね。動線を意識しグルーピング収納することで無駄な動作や時間を減らしましょう。
日々の暮らしを楽にする、収納テクニック
料理、洗濯、家族の世話などに覆われて1日バタバタし通し、時間に余裕なく家は散らかりっぱなし、うっかりと物忘れも増えてきます。もし、こんなお悩みがあるとしたら、使うモノを使う場所にしまうことができず動線が長く複雑になっているのかもしれませんね。
収納場所は生活動線と一緒に考える事が大切です。「動線」とは、人が移動する経路のこと。普段、玄関、廊下、キッチン、洗面所など生活のために栄の中を行き来している経路が生活動線です。モノを収納するときは、生活動線がなるべく短くシンプルな行動ができるように誘導することも大切ですね。洗面所で顔を洗った後、顔を拭くタオルが隣の部屋にあるのは大変。ものは使うところの近くに置くことで動線は短くシンプルになります。収納を整えていくと無駄な動作や時間が減り時間に余裕が生まれます。モノの出し入れが楽になるので散らかりやすいものも自然と解消できます。効率の良い収納は快適な暮らしにつながります。
グルーピング収納でさらに効率アップ
動線を短くしシンプルにするには、グルーピング収納も是非活用してみてください。グルーピング収納とは、使うタイミングが同じモノや一緒に使うモノをまとめて収納するテクニックです。コーヒーを作る場合、マグカップやコーヒー豆、フィルターを引き出しからとバラバラに収納するのではなくこれらを一箇所にまとめて籠を引き出したら、さっとコーヒーが入れられる様にするのです。
間取り図を使って配置動線を確認しましょう。収納と動線の状態は、間取り図を使い落とし込んでみると解りやすいでしょう。キッチンと洗面所やクローゼットの間を何度も行き来しているかもしれません。キッチンから洗面所まで遠いととてもロスになります。洗面所でメイクをしてメイクグッズをメイクボックスに収納し持ち運びが出来るようにするのも良いアイデアですね。ダイニングやキッチンのそばに持ち運べることができればどこにいても動線が短くなって身支度の時短につながります。子どもが小さい時は、朝の支度をしながら子どもの身支度にも気を配らなければならないものです。想っている以上往復をしているかもしれませんね。家の中のどこに動いているか、気にしてみましょう。間取り図での動線を確認する事で一人ひとりライフスタイルに合った収納がわかると想います。
料理動線を短く収納
調理機器:モノは使うところに置くのが暮らしをスムーズにする収納のルールです。キッチンのどこで何を作業するかを考えて調理器具を配置し直すことで料理がスムーズに進みます。
コンロの下:フライパン、フライ返し、菜箸、お玉など火と一緒に使う道具を置く
調理台下:包丁、ピーラー、食材を処理する道具を置く
シンクの下:鍋、ボウル、ざる、まな板など水と一緒に使う道具を置く
床下収納:ホットプレートなど普段使わないモノを置く
食器:食器は全て食器棚へと決めず、毎日使うお皿やカップは取り出しやすい場所に置いてみる。調理から配膳まで時短につながります。
炊飯器:しゃもじ、ご飯茶碗、箸など
トースター近く:パン皿、マグカップ、スプーン
キッチンで利用するモノをグルーピングするときは、外に配置するならインテリアチックな籠や収納グッズを購入しましょう。引き出しの中なら、四角いケースを使うとスペースムダがでにくくなります。
お弁当グッズ:バラン、おかずカップ、型抜き、ピックなどのお弁当グッズはタッパーなどに収納しましょう。
洗濯動線を短くする収納
洗う、干す、取り込む、たたむ、しまうと沢山の行程がある洗濯動作はなるべく動線を短く作業ができるように必要なモノは洗濯機の周りに配置しましょう。
脱衣籠:脱いだ服を置く場所は洗濯機のそばがベスト。洗濯機上のスペースをケイティ用できるステンレスラックやシェルフなどを設置してそこに籠をおくこともおすすめです。
洗剤:洗剤もステンレスラックやシェルフに並べるか、洗面台下の収納など、出しやすい場所に設置しましょう。
室内干しセット:洗濯を夜行う家庭の場合乾燥機を使うことが多いでしょう。濡れたモノをその場でハンガーに吊せばそのまま浴槽で干すことができます。ハンガーファイルボックスにまとめる洗濯ばさみはケースにまとめるなどしてバラバラにならないようにしましょう。