しっかり間取りを決めたつもりでも、家具を入れて実際に生活をしてみると思っている通りにはできていないこともあります。後悔することも多いと思います。部屋の配置はあとで変更することも難しいのでよく考えて配置しましょう。
玄関を開けると生活風景がまるみえ
玄関の扉を開けた正面にリビングや浴室・トイレなど、玄関からプライベートスペースが丸見えになってしまうような間取りには要注意。来客からの視線や隣の家の配置まで配慮して、部屋の配置や窓の大きさを決定する必要があります。
「寝室の隣を浴室・トイレにすると水の音でうるさい」
寝室の隣や真上に水回りを配置してしまうと、風呂の水音や排水音、洗濯機を動かす音などが気になってしまう可能性があります。寝室の隣にトイレを配置すると便利ですが、トイレの流す音が気になります。寝室と水回りの設備は少し離れたレイアウトにするか、寝室に防音素材を使うといった工夫が必要です。また交通量の多い道路が近くにあったり、隣の家の駐車場が近い場合なども、寝室の位置に気をつける必要があります。。
「寝室が狭い」
寝るだけなら狭くてもよいと考えていても、ベッドのサイズを大きくしたらそれ以上何も置けなくなります。収納の扉が開けにくくなってしまうことがあります。お手持ちの家具を確認して、配置場所を設計士と相談する必要があります。余裕のあるスペースと思っても実際に配置すると使いづらい家になる可能性があるため家具のサイズをしっかりと確認しましょう。
「ほとんど使わない部屋がある」
リビングと離れた場所に和室を作った場合、ほとんど使わずに物置状態になってしまうことがあります。部屋の用途を考慮して間取りを作り、寝室や子供部屋など用途を変えることもできるように窓やコンセントもしっかり考える必要があります。
「ベランダが使いにくい」
外観をきれいに見せるためにベランダを作ると、大変なことになります。良く考えずにベランダを作ってしまうと、洗濯物や布団を干すためのスペースが足りなくなってしまうことがあります。ベランダの横幅だけでなく、奥行きにも気を配りどのくらいものをベランダに干すかまた、室内の動線もしっかりと考えて配置しましょう。。
「窓が少ない」「窓が大きすぎる、小さすぎる」
窓が少ないと風が通りにくいので、1部屋に2つの窓を作るのが理想的です。窓が多すぎて家具を置ける場所がなくなってしまうこともあるので、置きたい家具も考えて窓を決めてください。高い位置の窓や小さい窓をうまく使うと、外からの視線が気にならず、換気や採光が取りやすくなります。