長期優良住宅とは
一定以上の住宅性を確保し、維持保全に関する計画を作成することで長期優良住宅として認定を受けることができます。認定を受けた建物に対して税制面で様々な優遇措置が設けられています。
5つの税優遇
住宅ローン減税
固定資産税
不動産収得税
登録免許税
所得税減税
構造躯体等の劣化対策:数世帯にわたり住宅の構造躯体が便宜できること
耐震性:地震に強い住宅
維持管理・更新の容易性:メンテナンス作業が容易であること
省エネルギー性:必要な設備使用等の省エネルギー性能が確保されている
維持保全計画:建築時から将来を見据えて、定期的な点検補修等に関する計画が固定されていること
住戸面積:良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること
居住環境:良好な警官の形成とその他の地域における居住環境の維持及び向上配慮されてものること
長期優良住宅とは、
長期優良住宅とは、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の基準を満たした住宅です。この法律は2009年(平成21年)から施工されました。長期優良住宅の認定を受けていることでさまざまな税制面や災害保険のメリットを受けることができます。認定基準は9項目あります。数世帯が住み続けられる劣化対策、耐用年数が短い配管の「維持管理や更新の容易性」、建物の点検・補修に関する「維持保全計画」があります。地震にも耐えられる「耐震性」、高い性能を持つ断熱素材などを備えた「省エネルギー対策」も認定基準です。良好な移住に必要な「居住環境の配慮」「住戸面積」共同住宅ではライフスタイルに合わせた住む人の可変性や高齢者対策も審査基準になります。
所得税における住宅ローン控除で優遇
最大で13年間年末調整で住宅ローン残高の0.7%が所得から控除されます。(令和4年度税制改正大綱により4年間延長がされ2025年度末までに入居した場合に適用されます。消費税10%以上で住宅を購入したがアイは最大13年間、それ以外が10年間です。対象となる住宅ローンの限度額は、長期優良住宅は5,000万ですが、3,000万円と比べると優遇されています。
投資型減税を受けられる
住宅ローンを利用せず、自己資金だけで住宅を購入した場合は、投資型減税を受けられます。投資型減税とは、長期優良住宅を建てるためいかかった「掛かり増し費用」の10%が所得から控除される制度です。長期優良住宅の基準をみたすために費用のことを掛かり増し費用と言います。控除対象の限度額は650万円最大控除額65万円です。その時々の状況によって金額は変わりますので確認してくださいね。
不動産取得税が減税
長期優良住宅では、不動産を購入した時に発生する不動産収得税の控除額が一般住宅より多くなります。一般住宅の控除額が1,200万円までですが、長期優良住宅は1,300万円まで適用の場合がありますのでその時々の状況によって金額は変わりますので確認してくださいね。
登録免許税の税率引き下げ
住宅の建築や購入した際の所得権保存登記や所得権移転登記にかかる登録免許税の税率が引き下げられます。
一般住宅では、保存登記が0.15%、移転登記0.3%。
メリットデメリットがありますのでよく考えて長期優良認定住宅を取得するか考えましょう。長く大切にして暮らす家なのだから、ちゃんとした家づくりをするようにしましょうね。