窓の結露対策
窓の断熱性能を高め結露を出しにくくする方法はご存じでしょうか。樹脂にしてガラスをペアガラスまたはトリプルガラスさらにLow-E膜を選択するといいかもしれません。窓枠やガラスが断熱や結露対策に欠かせない要素なのはまちがいありません。窓枠やガラスなどどのようにすると結露対策ができるか伝えたいと思います。参考にしてみてくださいね。
窓の構造
窓は、ガラス、窓枠の2つの部材で構成されています。窓枠はガラスを取り囲む樹脂やアルミでできた部分です。窓メーカーによって窓枠のことをサッシと呼びます。窓枠とガラスを引っくるめてサッシです。サッシはアルミ、樹脂、木の3種類があります。熱伝導率を比較する次のようになります。
アルミ200W/mk 、樹脂0.2 W/mk、木0.16 W/mk熱伝導率とはその素材がどれくらいの熱を通しやすいかを指標であり、熱伝導率が高ければ高いほど熱を通し安くなります。樹脂や木に比べてアルミが1000倍近くも熱を通しやすい素材となります。冬場にアルミサッシを触るとひんやりします。室内は暖房で暖かいがひやっとします。また、室内と室外では気温の差があり、結露ができています。断熱性が低く結露ができやすいアルミサッシがたくさん普及しています。断熱性能は「熱貫流率(U値)」という数値で表すことができます。
「熱貫流率(U値)」について
熱貫流率(U値)とは、単位面積であたりどれくらいの熱を通しやすいかを表す指標であり、窓や壁などの断熱性能を表すのに利用されます。U値が低いほど断熱性能が高いことになります。寒さや暑さを耐えしのぐことができたとしても、結露のリスクを回避することはできません。結露が出来たところに必ずといってよいほどカビが生えます。カビはダニにとってのエサなので、結露の出やすい家はダニだらけになります。ダニの死骸やカビは呼吸器疾患やアレルギーの原因になるので人間の健康を害することに繋がります。カビには物を分解する力があるので柱が結露すればそこにカビが発生し、柱を腐らせてしまいます。柱の腐った住宅は地震が来たときはお家全体が弱くなっているかもしれません。アルミサッシは薄くて軽く、安い、住宅を安く使うことができるというメリットがあります。
窓の結露対策のために樹脂または木製窓枠
窓枠の素材として、結露に丈夫な窓にどんな素材がベストでしょうか。樹脂サッシや木製サッシの窓枠のことです。
樹脂サッシ
樹脂は有機質なので樹脂は燃えやすいイメージがありますが防火窓として使われているくらい燃えにくい物です。また樹脂窓は30から40年経っても異端だといる事例がないです。また樹脂サッシの表面に塗料を塗ってフッ素加工を施すことによってきれいに保たれています。
窓の結露対策ペアガラス、トリプルガラス
断熱対策としてペアガラス、トリプルガラスが断熱対策、結露防止に有利かもしれません。熱伝導率とはその素材がどれくらい熱を通しやすいかを表す指標です。熱伝導率がひくいほどその素材は断熱性の有利になります。ガラスの熱伝導率はどれくらいでしょうか。壁も厚さが10㎝以上あるのに対し1枚ガラスは5㎜ですから20倍近くも厚みのギャップがあります。ガラスを壁並みに厚くすれば良いかもしれませんが、ガラスを厚くすれば日差しを部屋の中に取り入れられなくなります。ガラスが薄いままでも断熱性能を確保しているペアガラスやトリプルガラスがあります。寒い冬重ね着する原理かもしれません。